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2007 年度 実績報告書

北アナトリア断層西部地震空白域における比抵抗不均質構造と断層活動に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19253002
研究機関東京工業大学

研究代表者

小川 康雄  東京工業大学, 火山流体研究センター, 教授 (10334525)

研究分担者 本蔵 義守  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (00114637)
大志万 直人  京都大学, 防災研究所, 教授 (70185255)
伊東 明彦  宇都宮大学, 教育学部, 教授 (70134252)
松島 政貴  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教 (20242266)
笠谷 貴史  海洋研究開発機構, 地球内部変動研究センター, 研究員 (90373456)
キーワード北アナトリア断層 / 電磁気観測
研究概要

総延長1100kmにわたる北アナトリア断層は、20世紀には活動的な断層セグメントが西方に移動しながら地震を断続的に発生させており、最近では1999年にイズミット地震、デュズジェ地震を発生させた。次の地震は、イズミット地震の震源域の西部延長の海域に想定されている。本研究では、まず、地震活動を詳細にモニターし、次の大地震へ向けての地震活動の推移を把握し、次に、アスペリティー領域を電磁探査から高比抵抗異常として、GPS観測から固着域としてそれぞれ特定することによって、アスペリティー分布を解明することを目的とする。
特に今年度は北アナトリア断層西部において、陸上および海底における電磁気観測(MT)を実施した。海底観測では、東京工業大学の機材1式を作成し、海洋研究開発機構の既存の機材4式とともに使用することによって、マルマラ海の海底に想定されている断層を横切る2測線において全7観測点で観測を実施することができた。現在データは解析中である。陸上では、広帯域MT観測装置および長周期MT観測装置を用いて、海域の測線の延長上に観測点を配置している。これによって、陸域から海域を通して北アナトリア断層の地殻から上部マントルに至る構造の不均質性を検討することができる。
この研究では、現地の観測に関して、トルコ国ボアジチ大学の全面的な協力を得ることができている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Source mechanism of the 2000 November 15 Lake Van earthquake M_w=5.6 in eastern Turkey and its seismotectonic implications2007

    • 著者名/発表者名
      Pinar, A., Y. Honkura, K. Kuge, M. Matsushima, N. Sezgin, M. Ylmazer, and Z. Ogutcu
    • 雑誌名

      Geophysical Journal International 170

      ページ: 749-763

    • 査読あり
  • [学会発表] Electromagnetic images in the western part of the North Anatolian Fault Zone, Turkey2007

    • 著者名/発表者名
      E. Tolak, N. Oshiman, S. B. Tank, M-K. Tuncer, C. Celik, Y. Honkura, Y. Ogawa, M. Matsushima
    • 学会等名
      2007年地球電磁気・地球惑星圏学会秋季総会
    • 発表場所
      名古屋大学
    • 年月日
      2007-09-30

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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