研究分担者 |
宗林 由樹 東京大学, 化学研究所, 教授 (50197000)
羽角 博康 東京大学, 気候システム研究センター, 准教授 (40311641)
岡村 慶 高知大学, 海洋コア総合研究センター, 准教授 (70324697)
小畑 元 東京大学, 海洋研究所, 准教授 (90334309)
張 勁 富山大学, 理学部, 准教授 (20301822)
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研究概要 |
4年計画初年度の実施計画に基づき,2年目(平成20年度)および3年目(21年度)に計画している白鳳丸KH-08-4インド洋航海および白鳳丸KH-09-2日本海航海を,国際GEOTRACES航海として最大限の研究成果を獲得するための準備を,国内外の両面にわたって周到に実施した。平成19年5月,PICES/CREAMS(東アジア縁辺海の循環研究)Advisory Panel会議(中国)において,日本海を中心としたGEOTRACES国際共同体制の確立を図るとともに,19年9-10月に先行的に実施した淡青丸KT-07-24日本海航海の詳細打合せを行った。6月(米国ハワイ),9月(英国),および10月,(インド)に開催されたGEOTRACES太平洋,大西洋,およびインド洋ワークショップに本研究グループから代表団を派遣し,各大洋ごとにGEOTRACES観測をどのように行うのか,また日本がどの海域を受け持つかについて議論を重ねた。これらのワークショップの総括として11月にスペインで開催されたGEOTRACES科学推進委員会に日本の推進委員2名(蒲生,張)が出席し,今後約10年にわたるGEOTRACES観測研究の基本計画の確立に貢献した。さらに,船上でのサンプリングと化学分析手法のインターキャリブレーションの具体的方策決定のために12月に米国で開催された会議に代表団を派遣し,平成21年度実施のインターキャリブレーション航海に向けて我が国の対応を確立した。一方国内においては,東京大学海洋研究所共同利用研究集会「微量元素と同位体による海洋の生物地球化学的研究(GEOTRACES計画):その最新動向と今後の方針」を20年1月に開催し,国内GEOTRACES研究進捗状況と国際GEOTRACES情勢について議論するとともに,20,21年度白鳳丸航海準備に関する打合せを行った
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