研究課題
昨年の実験内容を分析し,今年度は水ポテンシャルをモニタリングしながら,情況に合わせて乾燥処理を継続する方法で。2009年1月から降水遮断実験を行った。林冠アクセス可能で同種の林冠木を6個体選定し、3個体を降水遮断実験、3個体をコントロールとして選定した。(1)調査対象木の周辺で、降水遮断前後の林床に達する降水量をモニタリングした。(2)栄養塩および炭水化物濃度を樹木の各部位でモニタリングした。(3)土壌水分、蒸散速度、水ポテンシャル、樹幹流速などのモニタリングを開始した。(4)展葉にともなう食葉性昆虫をモニタリングした。(5)落葉量、土壌水分、分解速度のモニタリングを開始した。その結果,実験3個体は全部開花し,コントロールは1個体のみごく少量の開花がみられたものの,他は開花しなかった。現在,これらの結果を分析中である。また,2009年8月からは,かなり強い自然の乾燥が入り,一斉開花が起こった。このときの樹木の生理状態も観測したので,これとの比較解析も進行中である。
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Insect Conservation and Biodiversity (未定,印刷中)
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