研究課題
基盤研究(A)
熱帯雨林で降水の一部を遮断することによって、人工的に乾燥状態を作り出し、展葉・開花などを再現させることを第一の目標とし、その上で以下のような問題を明らかにする。(1)展葉・開花を引き起こす乾燥の閾値の実験的解明、(2)展葉・開花・結実に伴う樹木内部の炭水化物や栄養塩の動態、(3)乾燥が樹木の水収支に与える影響、(4)展葉にともなう食葉性昆虫の動態、(5)開花にともなう送粉共生系の変化、(6)結実にともなう種子-種子捕食者関係の変化、(7)乾燥が分解系(含む、土壌呼吸)に与える影響。林冠アクセス可能で同種の林冠木を6個体程度選定し、3個体を降水遮断実験、3個体をコントロールとする。また、降水遮断装置を設置する前に、数ヶ月をかけて、調査項目ごとに事前調査を行ったあと降水遮断装置を設置し、観測・測定を行う。
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