新たな亜酸化窒素排出源としての熱帯早生樹植林の評価と緩和オプションの検討

2009 年度 自己評価報告書

• 研究課題/領域番号: 19255011
• 研究種目: 基盤研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 海外学術
• 研究分野: 林学・森林工学
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 太田 誠一 京都大学, 大学院・農学研究科, 教授 (10346033)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2009
• キーワード: 亜酸化窒素 / 熱帯 / 早生樹 / 植林 / 温暖化緩和

研究概要

急拡大する熱帯早生樹植林のN_2O排出実態と関連メカニズムを、インドネシア・スマトラ島のアカシア植林地ならびに天然性二次林を対象として比較研究し、早生樹植林におけるN_2O排出実態を時間軸(施業履歴・林齢・季節)ならびに空間軸(地形・土壌型)の両面から精度良く評価すると共に排出メカニズムを解明し、その高いCO_2吸収能を維持しつつN_2O排出を緩和するための施業オプションの検討を行なう。

研究成果

• [雑誌論文] Spatial structures of N20, CO2, and CH4 fluxes from Acacia mangium plantation soils during a relatively dryseason in Indonesia (2008)
  • 著者名/発表者名: Konda R, Ohta S., Ishizuka S., Arai S., Ansori S, Tanaka N., Hardjono A.
  • 雑誌名: Soil Biology and Biochemistry 40 ページ: 3021-3030
  • 査読あり
• [雑誌論文] Potential N20 emissions from leguminous tree plantation soils in the humid tropics (2008)
  • 著者名/発表者名: Arai S., Ishizuka S., Ohta S., Ansori S., Tokuchi N., Tanaka N., Hardjono A.
  • 雑誌名: Global Biogeochemical Cycles 22
  • 査読あり
• [学会発表] Acacia mangium 植林地土壌における亜酸化窒素フラックス空間構造の季節変動要因 (2010)
  • 著者名/発表者名: 根田遼太・太田誠一・石塚成宏・Joko Herianto, Agus Wicaksono
  • 学会等名: 日本生態学会
  • 発表場所: 東京大学
  • 年月日: 2010-03-15
• [学会発表] インドネシアスマトラ島におけるマメ科早生樹植林が土壌からのN20生成に与える影響 (2009)
  • 著者名/発表者名: 石塚成宏・太田誠一・根田遼太・河原由香里・森大喜・鱧谷友樹・川端ちあき・Wicakson A.・HariyantoJ.・Hardjono A.・ Ansori S.
  • 学会等名: 日本土壌肥料学会
  • 発表場所: 京都大学
  • 年月日: 2009-09-16
• [図書] 森林の再発見 (太田誠一, 編) (2007)
  • 著者名/発表者名: 太田誠一
  • 総ページ数: 401
  • 出版者: 京都大学学術出版会