研究課題
1.キスの2種Sillago intermedius ans S.sihamaの形態の違いを明らかにするとともに、タイ国トラン県シカオにおける稚魚の出現パターンを明らかにした2.タイ国トラン県において、底棲無脊椎動物群集の構成におよぼすマングローブの根の効果について明らかにした。3.フィリピン・バタン湾において、過剰漁獲および資源枯渇状態に至るまでの過程を調査し、エビ養殖産業の発展をきっかけとする、市場アクセスの形成が、その大きな要因であったことを明らかにした。4.安定同位体を用いた食性解析により、ラオスの施肥養魚において、稚魚は主としてアカムシなど、底棲性の動物を捕食して成長をており、緑藻等は直接餌として利用されていないことを明らかにした5.ラオスの養魚池から淡水性のワムシを多数採集し、その中から、極めて小型のものを、単仔魚の種苗生産用の初期餌料として利用可能なものを単離し、これを初期自領として用いることにより、安定的で高い生産が可能になることを示した。6.途上国での種苗生産に大きな被害を与えると考えられるコマツモムシの摂餌行動を詳細に観察し、コマツモムシによる稚魚の捕食には光条件が大きな影響を与えることを明らかにした。7.カンボジア・トンレサップ湖の10種の魚種について、1996年から2007年の間の、資源量の変動を明らかにし、魚種構成の変化が主として漁獲によってもたらされているものと推測した。
すべて 2010
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