研究課題
本研究の分野はConvergence of Networks(ネットワークの融合)として世界的なホットトピックとなっている。現在、次世代ネットワーク(NGN)に関する議論が盛んに行われているが、通信速度やカバレッジなど様々な特徴をもつ次世代ハイブリッドネットワークには、シームレスな接続に加えてセキュリティ問題やアプリケーションが容易に流通できるプラットフォームの開発が緊急かつ重要な課題である。私は本分野においてこれまで精力的に研究を行っており、世界の研究者が注目する多くの成果を得ている。具体的には- ハイブリッドネットワーク向けの新しいQuality of Serviceアーキテクチャーの提案- 安定性と効率を両立した経路選択技術の開発- 更に衛星、無線、有線ハイブリッドネットワークにおける高効率・高品質な通信プロトコールの提案である。これらの提案はいずれも高い新規性と有効性を有しており、世界からも国内でも高い評価を得ている。国内では、2008年3月に財団法人電気通信普及財団より、第24回テレコムシステム技術賞、2007年4月に船井情報科学振興賞を受賞した。今後では、これらのアイディアを更に発展、統合し、次世代ネットワークに向けたトータルソリューションを提供する基盤研究として特色を有するものと考えられている。
すべて 2008 2007
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (14件)
IEEE Communications Vol.46 No.1
ページ: 72-79
IEEE Transactions on Vehicular Technology journal Vol.56, No.6
ページ: 3337-3347
IEEE Network Magazine Vol.21, No.5
ページ: 42-48