研究課題/領域番号 |
19300021
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研究機関 | 国立情報学研究所 |
研究代表者 |
丸山 勝巳 国立情報学研究所, アーキテクチャ科学研究系, 教授 (60280533)
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研究分担者 |
竹内 郁雄 東京大学, 情報理工学系研究科, 教授 (90293109)
並木 美太郎 東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究院, 教授 (10208077)
橋爪 宏達 国立情報学研究所, アーキテクチャ科学研究系, 教授 (40172853)
児玉 和也 国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 准教授 (80321579)
日高 宗一郎 国立情報学研究所, アーキテクチャ科学研究系, 助教 (70321578)
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キーワード | 分散OS / マイクロカーネル / L4 / Plan 9 |
研究概要 |
今後のソフトウェア技術の鍵はシステム間連携である。従来のOSはネットワーク機能が後付けで設計されたので、連携処理の機能は十分とは云えない。本OSでは、各コンポーネントがメッセージを交換しあう形で、連携処理を簡潔に実現できることを狙っている。 成果は外部の研究や実用化に利用できるように、全てオープンソースとして、http://research.nii.ac.jp/H20/LP49にて公開している。 (1) コンポーネント構成OSの簡潔な実現:各OSサービスは、個々のユーザレベルプロセスとして実現しているので、プログラム開発が容易で、障害時もそのプロセスを再起動するだけで済み、頑強である。デバイスドライバプログラムもユーザレベルプロセスないで動くので、プログラム開発と障害時対処が容易化される。 (2)ノード間の連携処理:Bell研のPlan9 OSのオープンソースを活用して、ノード間でリソースディレクトリのexport/importによる高度で融通性に飛んだ連携処理の実現をすすめている。本システムのセールスポイントである。 (3)各種デバイスドライバ:HDD, FDD, Ether, USBなどを実装した。
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