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2007 年度 実績報告書

多次元実世界データの効率的な補完法

研究課題

研究課題/領域番号 19300023
研究機関東京大学

研究代表者

山口 泰  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (80210376)

研究分担者 金井 京  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (60312261)
キーワードメディア情報処理 / 並列計算 / 多次元データ
研究概要

計算機処理や通信の対象として,実世界の3次元空間情報や画像・映像情報などが,容易に利用できるようになってきた.これら実世界の形状・空間情報や画像・映像情報は,多次元データであり,そのデータ量も多いことが大きな特徴となっている.このような大規模データは,人間が手作業で処理することは事実上不可能であり,計算機による適切な処理法が求められている.本研究課題では,実世界データに対する「自然な補完」の実現をターゲットとして,実世界データの効率的な解析手法ならびに合成手法の開発を目的としている.
本研究課題は,「空間情報の領域分割とテクスチャ合成」,「空間情報のパターン照合」,「時間情報における連続性抽出(運動解析)と補間」の3つをサブテーマとしている.2007年度は特に第2のサブテーマである「空間情報のパターン照合」に重点を置いて研究を進めた.すなわち,空間情報内でのパターン照合を高速に実行する手法を考察する.より具体的には,画像中のパターン照合(実際には顔検出)をプログラム可能なGPU上で高速に処理する手法を開発した.これはニューラルネットワークを用いた顔検出器をGPU上で実現したものである.画像処理ニューラルネットワークは畳込み演算と同様の処理を反復するため,通常のCPU上での実行に比べて約15倍の高速処理が可能となった.このほか,実時間データ処理に対するGPU利用の可能性について,様々な角度から検証を進めている.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Convolutional Face Finder Using Graphics Hardware2007

    • 著者名/発表者名
      Yuichi Suzuki, Yasushi Yamaguchi
    • 学会等名
      IEVC 2007
    • 発表場所
      Cairns, Australia Hilton Cairns Hotel
    • 年月日
      2007-11-25

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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