研究概要 |
本研究では教示情報を制御した場合の動作の達成度・習熟度を比較する手法で知の伝達メカニズムの解明を狙った.実験では被験者に映像提示から運動の再構成を行わせた.運動を教示する情報として運動全体の動画もしくは選択されたスチル画像を用い,人間が身体動作を知覚・記憶・再構成するメカニズムに関する知見を得た.これは行動の暗黙知が認識・記憶に反映される一例であり,これらの知見を牽引力錯覚提示利用の行動指示装置などによるフィードバック補償に反映させることによって暗黙知の抽出と伝達を実現する新しい伝達手法を提案・設計することが出来る.
|