研究概要 |
1)文章としての質の評価では,文章中の文間のつながりの良し悪しを自動評価し,テキスト自体の文章としての良し悪しを計る統計的な手法を開発した.結束性の情報として利用可能なもののうち,接続詞,語彙的結束性の情報を,従来用いられているentity grid手法に追加,拡張することで,従来よりも高精度にテキストの一貫性を判定できることを明らかにした.2)内容の情報量の評価では,これまでの研究成果により開発している,テキスト自動要約システムの出力したテキストの内容を自動的に評価する手法において,内容的な類似度尺度に,語彙的な言い換えの情報を導入することで,より高精度に類似性判定を行える枠組みを開発した.
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