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2007 年度 実績報告書

子育て支援ユビキタス技術の実践的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19300052
研究機関同志社大学

研究代表者

金田 重郎  同志社大学, 工学部, 教授 (90298703)

研究分担者 芳賀 博英  同志社大学, 工学部, 准教授 (30268114)
新谷 公朗  常磐会短期大学, 幼児教育科, 准教授 (30340871)
糠野 亜紀  常磐会短期大学, 幼児教育科, 講師 (60342268)
キーワードユビキタス / 幼児教育 / センサ情報統合 / 発達心理 / 子育て支援 / 歩数計 / 交友関係 / 位置検出
研究概要

子育てネットシステムについては,子どもの発達状況を保育者が記録するシステムを開発した.規模は約4万行である.子ども一人ひとりの発達程度に合わせて発達記録項目(8つの学齢に分かれた約400項目)を自由に切り替えられる.そして,本システムを,実際に大阪府内の2つの保育園(総幼児数約200名)での実用に供し,約1年間にわたる社会実験を行った.その結果,一般の健常児にも有効であるが,「気になる子」については,とりわけ提案システムが有効であることを確認できた.また,得られた発達データに主成分分析を適用し,保育者の保育方針を(保育者が自分で意識しているか否かは無関係に)検出可能な手法を提案して,その有効性についても,保育園にてヒアリングを行い確認した.
ユビキタスセンサ統合については,ステレオカメラで子どもの位置を確認し(誰であるかは不明),子どもには,加速度・地磁気センサを装着してもらい,この2つの情報を統合して,子どもが誰であるかを判別しつつ,室内での子どもの位置・方向を抽出する手法を提案して,プロトタイプによる評価実験で,実用上十分な精度が得られることを核にした.今後は,実際の幼児教育現場での評価が必要と思われる.
更に,子どもに歩数計を装着してもらい,そのデータから子どもの交友関係を抽出する手法については,交友関係の深さと広さを取り出す手法を提案し,実際に大阪府内の幼稚園で,合計28日間に渡るデータ取得と分析を行った.その結果,子どもの交友関係のみではなく,女児と男児との交友関係の差も抽出できることを確認できた.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 巡回サポートシステム「子ども発達相談プログ」の提案と評価2007

    • 著者名/発表者名
      白井, 糠野, 新谷, 金田
    • 雑誌名

      同志社政策科学研究 Vol.9,No.1

      ページ: 61-76

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Development Recording Support System Stage Adaptable (DRESS-SA) Proposal2007

    • 著者名/発表者名
      山本, 糠野, 新谷, 金田, 芳賀
    • 雑誌名

      Proc.ofE-ALT2007, IASK

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Automatic Extraction of Children's Friend Relations based on Clustering with Active Mass2007

    • 著者名/発表者名
      木原, 糠野, 新谷, 芳賀, 金田
    • 雑誌名

      Proc.of PECERA2007, PECERA

    • 査読あり
  • [学会発表] 発達記録から保育活動の特性を抽出する手法の研究2007

    • 著者名/発表者名
      仁木, 新谷, 糠野, 金田, 芳賀
    • 学会等名
      情報処理学会・コンピュータと教育研究会・第92回
    • 発表場所
      沖縄
    • 年月日
      2007-12-08

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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