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2007 年度 実績報告書

視差情報と多重焦点情報の融合による蛍光顕微鏡画像の高速・高精度3次元映像化

研究課題

研究課題/領域番号 19300058
研究機関東京工業大学

研究代表者

熊澤 逸夫  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (70186469)

研究分担者 長橋 宏  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (20143084)
キーワード蛍光顕微鏡 / 3次元画像再構成 / ステレオ画像 / デコンボリューション / 視差 / 3次元形状復元
研究概要

平成19年度は、デコンボリューション法とは全く異なる原理から、非透明部位の影響を受けない新しい再構成手法として、視差情報を利用するステレオ法と、デコンボリューション法の利点が補完し合う、新規の手法を開発する上で、視差情報の程度とその検出精度について実験的に検証した。視差情報を利用するためには、幾何光学的に蛍光顕微鏡の特性を解明し、焦点や開口径を変化させたときの光学特性の変化を事前に測定して、テーブル化しておく必要があるが、このテーブルを事前に構成するために、既存の蛍光顕微鏡の光学系と幾何学的相似性を維持しながらそれを約50倍に拡大した光学系を備えた、蛍光顕微鏡の光学的エミュレータを構築し、それを8割程度完成することができた。平成19年度中は、実際の蛍光顕微鏡の特性を近似するように、このエミュレータの光学的特性を調整しながら、実際に拡大した光学系を形成した。今後は、このエミュレータを使いながら、既知形状を観測して、既知3次元形状と観測結果の視差情報から再構成した3次元形状の整合性が取れるように、画像再構成手法を改良する予定であるが、そのための既知形状を形成するための3次元形状加工機の利用の方法を検討した。実際の3次元形状加工機の導入は次年度に予定している。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件)

  • [雑誌論文] 連続境界条件を導入した画像のブロック分割によるグレイスケール変換2007

    • 著者名/発表者名
      松村将太郎、熊澤逸夫
    • 雑誌名

      電子情報通信学会論文誌(D-II) Vol.J90-D, No.8

      ページ: 1977-1986

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ニューラルネットワークを用いた色境界におけるカラーチャネルのエッジ位置修正2007

    • 著者名/発表者名
      松村将太郎、熊澤逸夫
    • 雑誌名

      画像の認識・理解シンポジウム2007予稿集 IS-3-23

      ページ: 1057-1062

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ダイクストラ法と最急降下法を併用したステレオ画像からの3次元計測2007

    • 著者名/発表者名
      福司 謙一郎、熊澤逸夫
    • 雑誌名

      画像の認識・理解シンポジウム2007予稿集 IS-3-36

      ページ: 1135-1140

    • 査読あり

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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