研究概要 |
発音・発声障害者は,発音が不明瞭で言いたいことを相手にうまく伝えることが難しい.特に公共交通機関内や街中では,支援を必要とする機会が多いにも拘わらず,未だ十分な支援環境が整備されていない.発音・発声障害者の音声を聞き取り易い音声に自動変換できれば,これらの障害者の自立に大きく役立つのは間違いない.しかし,従来の音声変換法は,騒音や雑音がほとんどない環境を前提としたものが主であり,上記の実騒音環境下では適用が困難である. 本研究では,実用化を念頭に,実騒音環境下における音声自動変換システムをソフトコンピューティング技術により開発し,発音・発声障害者の音声コミュニケーションの手段を確立する.
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