• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 自己評価報告書

前方後円墳のシステム型理解にもとづく古墳時代の情報学的復元

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19300086
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 情報図書館学・人文社会情報学
研究機関大阪電気通信大学

研究代表者

小沢 一雅  大阪電気通信大学, 情報通信工学部, 教授 (40076823)

研究期間 (年度) 2007 – 2010
キーワード考古学 / 日本史 / 情報システム / モデル化 / 情報工学
研究概要

前方後円墳という日本古代のモニュメントを軸にして、古墳時代とそれに先立つ弥生時代(邪馬台国の時代)を射程に入れた古代の復元的解明をめざす。研究計画は以下のとおりである。
(1)前方後円墳のシステム型理解にもとづいて前方後円墳の調査データ(出版公開データも含む)を分析し、「個」の関係と特性、集団の関係(ネットワーク)を抽出する。
(2)古墳時代にかかわる文献情報(従前の史学的成果物)を収集し、古事記・日本書紀が伝える情報、とくに年代情報について精査を行う。この結果を基礎に、数理モデルによって記紀の年代軸を再構成し、従前の古代史解釈における年代観の是正をはかる。
(3)前方後円墳にかかわる従前の考古学的知見(研究成果物等)を収集し、上記で抽出した個と関係性との整合をはかる。矛盾点については、情報学的・数理的な検討を加える。
(4)上記(1)~(3)で得られた知見群にもとづいて、邪馬台国から古墳時代に至る日本古代を情報学的に復元する。とくに、数理的な方法論を重視し、従前の伝統的方法とはちがった視点からの復元をめざす。

  • 研究成果

    (9件)

すべて 2009 2008 2007 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (4件) 図書 (3件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 前方後円墳成立期の東四国と畿内2007

    • 著者名/発表者名
      福永伸哉
    • 雑誌名

      鳴門史学 21集

      ページ: 1-16

    • 査読あり
  • [学会発表] 古事記崩年干支についての疑念2009

    • 著者名/発表者名
      小沢一雅
    • 学会等名
      第15回公開シンポジウム「人文科学とデータベース」論文集
    • 発表場所
      神戸大学 (神戸市)
    • 年月日
      2009-11-28
  • [学会発表] 三韓王朝における王の崩年モデル2008

    • 著者名/発表者名
      小沢一雅
    • 学会等名
      情報処理学会研究報告
    • 発表場所
      立命館大学 (京都市)
    • 年月日
      2008-05-23
  • [学会発表] 崇神天皇の崩年はいつ頃か-崩年モデルによる数理的検討-2007

    • 著者名/発表者名
      小沢一雅
    • 学会等名
      第13回公開シンポジウム「人文科学とデータベース」論文集
    • 発表場所
      奈良女子大学 (奈良市)
    • 年月日
      2007-12-22
  • [学会発表] 天皇崩年の数理モデル2007

    • 著者名/発表者名
      小沢一雅
    • 学会等名
      情報処理学会研究報告
    • 発表場所
      神奈川工科大学 (厚木市)
    • 年月日
      2007-07-27
  • [図書] 卑弥呼は前方後円墳に葬られたか-邪馬台国の数理2009

    • 著者名/発表者名
      小沢一雅, 雄山閣
    • 総ページ数
      202
  • [図書] メスリ山古墳の研究2008

    • 著者名/発表者名
      岸本直文、所梓, 編
    • 総ページ数
      164
    • 出版者
      大阪市立大学日本史研究室
  • [図書] 勝福寺古墳の研究2007

    • 著者名/発表者名
      福永伸哉
    • 総ページ数
      425-434
    • 出版者
      阪大文学研究科考古学研究室
  • [備考]

    • URL

      http://www3.kcn.ne.jp/~yuka-o/kofun/

URL: 

公開日: 2011-06-18   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi