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2010 年度 実績報告書

和漢古典学のオントロジモデルの応用

研究課題

研究課題/領域番号 19300087
研究機関国文学研究資料館

研究代表者

相田 満  国文学研究資料館, 研究部, 准教授 (00249921)

キーワードオントロジ / 暦日 / GIS / 日本文化 / 日本文学 / データベース / 歴史地名 / 大日本地名辞書
研究概要

震災の影響で、最終年度の執行予定の一部が今年度まで持ち越しとなったが、今年度新たに採択された研究プロジェクトが、先年度の研究をさらに発展させる内容であったため、本研究主題に基づく研究活動は、発展的に継続されることとなった新規プロジェクトの内容を見据えたものとなった。特に、『古事類苑』データベースの全文データに対して、和暦を自動的に兼修して太陽暦に換算した暦日情報を新たに付加する暦日付加プログラムの適用対象は、前年度時点のものに加えて、今回は飲食部・方技部・植物部1に対して暦日データを付与して、9,000ページ余のデータが蓄積できた。これらの成果は、共同研究形態をとる新規プロジェクトのための貴重な基盤資源となった。
また、地名オントロジについては、実験的に中国の歴史地名についての調査を行った。具体的には、晩唐の詩人胡曽の『詠史詩(胡曽詩)』に扱われる歴史地名のGIS情報を求め、それを参考に作者の移動経路と作品の作成頂序を求めることを試みた。氏姓との弁別が困難な日本の地名と異なり、中国の地名は同名異所が多く、しかも定説を求めづらいという事情が明確となり、必ずしも良好な結果を得たとは言えなかったが、オントロジの構築のためには有効であった。また、作業の過程で、小地名の確認とGIS情報の収集のためにも、現地調査の重要性を痛感することとなった。こうした課題については、次期プロジェクトにおいて取り組むこととしたい。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2011 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] 『枝葉抄』から見た『胡曾詩抄』2011

    • 著者名/発表者名
      相田満
    • 雑誌名

      説話

      巻: 11 ページ: PP117-130(14)

  • [学会発表] 『古事類苑』と『古事類苑』データベースのこと2011

    • 著者名/発表者名
      相田満
    • 学会等名
      国文研フォーラム
    • 発表場所
      国文学研究資料館
    • 年月日
      2011-04-20
  • [備考] NIHU-ONE和漢オントロジ検索DB

    • URL

      http://nihuone.nihu.jp/nihu/SelectLocale.do

  • [備考] 国文学研究資料館

    • URL

      http://www.nijl.ac.jp/pages/database

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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