研究概要 |
昨年度末に完成したFPGA-based systemのテストを続けて行った。その結果、当初目的であった、チップのプロトデザインが正しく動いていることが判明した。このプロトタイプデザインの途中でチップ上のプロセッサーコア間でデータを効率よく移動するための3つの新しい技術が見つかった。この成果を研究協力者である,Duriad Madina君の博士論文として出版する事が出来た。また、このデザインのひとつを特許として出願中である。 本論文のもうひとつの目的である、抽象化学系のシミュレーションのための、いくつかのモデルを提案している。特に、the game of lifeを用いた、システムの状態1の密度を保つルールを進化させる研究、ビットスペースの上での抽象化学反応の研究、をすすめることができた。後者は出版され、前者は投稿準備中である。また、より一般的な人工システムのロバストネスに関する研究の論文をComplex09で発表することができた。現在、このFPGAをもとにこれらの理論研究とあわせたシミュレーションを計画中ある。
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