本研究課題追求の結果、以下のことが明らかになった。(1).ショウジョウバエ幼虫の運動神経終末には、多種類のCa^<2+>チャネルが存在する。(2).シナプス小胞のエキソサイトシスによって伝達物質が放出された後、小胞のリサイクルのためactive zoneとnon-active zoneでそれぞれ固有のCa^<2+>チャネルにリンクした二つのエンドサイトシスが起こる。(3).二つのリサイクル機構は、運動神経の活動に応じて協力してシナプス伝達を維持している。(4).これらの小胞のリサイクルから放出に至る過程に、tubulinの動的変化が関与している。
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