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2008 年度 実績報告書

モニタリング機能を備えたピペット直接描画細胞アセンブリング装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19300156
研究機関東京農工大学

研究代表者

梅田 倫弘  東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究院, 教授 (60111803)

研究分担者 森島 圭祐  東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究院, 准教授 (60359114)
キーワード組織工学 / 細胞 / アセンブリング / ラピッドプロトタイピング / ピペット / 感温性ジェル / 昆虫細胞 / 培養
研究概要

本研究計画は、ティッシュエンジニアリング(組織工学)において重要となる任意配置・形状の細胞アセンブリングやその修復(追加・除去)および作製形状・内部構造の同時モニタリングを可能とする技術の確立を目的とする。
前年度に行ったシステム設計に基づいて、実際に装置を組み合わせてシステムを製作した。冷却系は、ペルチェ素子による電子冷却、移動ステージは、3次元ステッピングモータステージを利用し、エアコンプレッサによる空気圧を、水タンクおよび噴射ノズルに加えることで噴霧液滴を作って湿度調整をした。以上の装置系を制御するためにコンピュータを利用し、自動計測ソフトウェアLabViewによって計測制御ソフトウェアを製作した。
培養条件が緩い昆虫細胞(sf9)を利用して、培養実験を試みた。SF9細胞をゲルに混合してガラスピペットに封入し、製作した装置の冷却部に取り付けた。また、製作装置はクリーンブース内に設置し、装置等は事前に紫外線ランプで十分滅菌した。以上のシステムで、コンピュータを利用してピペットから射出しながらペトリディッシュにゲル構造体を作製した。作製した構造を含むペトリディッシュ内に培養液を注入して25℃のインキュベータ内に保存し、培養を行って培養日数とともに逐次、位相差光学顕微鏡によって細胞を観察し、細胞の培養状態を観察した。さらに、ゲル温度の低下によってゲル状態からゾル状態に可逆的に変化させて流動性を与え、培養細胞を回収できることを実験的に明らかにした。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] RAPID PROTOTYPING OF CELL PATTERNING BY INJECTING/ASPIRATING/REFILLING THERMOREVERSIBLE HYDROGEL2009

    • 著者名/発表者名
      K. Iwami, T. NODA, K. ISHIDA, K. MORISHIMA, M. NAKAMURA, N. UMEDA
    • 学会等名
      International conference on bioprinting and biofabrication
    • 発表場所
      フランス
    • 年月日
      20090700

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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