研究課題/領域番号 |
19300190
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
山田 純生 名古屋大学, 医学部, 教授 (80359752)
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研究分担者 |
和泉 徹 北里大学, 医学部, 教授 (80143775)
三宅 良彦 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (40097366)
入谷 修司 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (60191904)
近藤 高明 名古屋大学, 医学部, 准教授 (00195900)
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キーワード | 慢性心不全 / 生活機能 / 運動介入 / コホート |
研究概要 |
本年度は研究参加施設に対する研究の説明を行い研究参加への同意を27施設より得た。同時に研究実施者に対する合同説明会を行い、研究の具体的な方法の説明を行い測定指標の一致を図った。その後、各施設での研究体制を整えるとともに、倫理委員会への申請を行った。本部においては事務局の設置とともに、症例登録票の送付、測定機器の送付など研究開始へ向けての準備を行った。また、倫理委員会が承認された施設において先行調査を開始し、データの整合性や研究遂行にあたっての改善点について検討した。各研究参加施設における倫理委員会への研究申請の過程において、27施設中4施設にて人事異動等の諸事情により研究体制を取れなかった施設があった。以上より、24施設を慢性心不全患者の生活機能に対する多施設共同研究の参加施設として整備した。年度末にはアンケートの追跡方法を設定し、追跡方法のシステムを整備し、研究開始の準備が整った。 これらの全国24施設での多施設共同研究の組織より、全国同一の評価方法と評価指標の一致が得られ、信頼性の高いデータの収集を得ることができる体制を整えた。また、今後の追跡調査により一般急性期病院における慢性心不全患者の生活機能の実態が明らかにとなる体制になると思われた。今後は症例登録数を増やして心不全患者の実態をより明確にするとともに、退院後の生活機能の追跡を行いその推移を明らかにし、集積データに基づいた結果を発表する予定とした。
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