研究課題/領域番号 |
19300197
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研究機関 | 川崎医療福祉大学 |
研究代表者 |
後藤 真己 川崎医療福祉大学, 医療技術学部, 教授 (50148699)
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研究分担者 |
望月 精一 川崎医療福祉大学, 医療技術学部, 教授 (60259596)
茅野 功 川崎医療福祉大学, 医療技術学部, 講師 (70390242)
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キーワード | 循環器・高血圧 / 生理学 / リハビリテーション |
研究概要 |
虚血性心疾患や脳血管障害に罹患した患者は、動脈硬化の危険因子と、それに起因する血管機能不全を有しており、これらの患者のリハビリテーションでは、血管機能をできるだけ健全な状態に誘導して維持することが、障害を受けた臓器の機能回復、血管疾患の再発防止の観点から重要である。本研究では、血管内皮細胞が一酸化窒素(NO)を産生し、血管機能を正常に保ち、新たな血管病変を防ぐ点に注目し、リハビリテーションに関連した血管内皮機能(NO産生能)の状態を検討し、より正常な血管内皮機能の獲得、維持を目指したリハビリテーション法の開発を目指した。そこで、動脈硬化の危険因子と考えられる病態においても、血管内皮細胞から産生されるNO濃度を血圧・血流情報と同時にリアルタイムで計測する方法を検討した。 その結果、動脈硬化症進展の重要な危険因子と考えられている、メタボリック症候群(インスリン抵抗性)の病態モデルにおいて、NO動態の異常から血管内皮機能の状態をユニークに評価可能である事が示された。
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