研究課題/領域番号 |
19300208
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
酒井 利信 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (40281711)
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研究分担者 |
岡出 美則 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (60169125)
藤堂 良明 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (00163949)
鍋山 隆弘 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (40334057)
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キーワード | 武道文化 / 教材 / 呪術宗教的観念論 / 用具論 / 神話 / 剣 / 弓矢 / 剣道具 |
研究概要 |
本年度は、武道文化に関する諸問題を把握するため、呪術宗教的観念論、武士道論、修行論・修養論、芸道論、心法論、身体論、心身関係論、事理論、技術論、用具論、稽古論、修養論的剣術論、教育的柔道論についての、鳥瞰図を作成した。 本プロジェクトにおいて開発する教材としては、武道文化に関するテキスト、レクチャー用スライド、ビデオの三本柱で計画している。本年度においては、まずテキスト原稿として、全体を把握するたあの「武道の概念と歴史」、呪術宗教的観念論および用具論にかかわる「剣と心」を完成させた。また呪術宗教的観念論として、発表した論文「記紀神話にみられる弓矢について」は、平成19年日本武道学会優秀論文賞を受賞した。また新たに呪術宗教的観念論として、「日本神話における武について」を日本武道学会第40回大会において発表し、この研究成果を学会に投稿アクセプトされ、武道学研究第41巻1号に掲載予定である。これらの原稿をテクスト用として「平成19年度研究成果中間報告書」としてまとめた。 また用具論の教材ビデオとして、剣道具職人・胴台職人・面金職人を取材し、NPO法人映像記録の協力をえて、「剣道具にみる職人の技と心」を作成した。 また技術論に関する研究として中国武術をとりあげ、「楊氏太極拳に関する研究」(共同研究)が、武道学研究第40巻1号に掲載された。
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