研究課題
基盤研究(B)
ヒトの運動場面における、プレッシャーやあがりなどの心理的変動によるパフォーマンス悪化のメカニズムを、種々の実験によって追究した。典型例として、ピアノコンクール出場者に計測器を装着して身体反応を測定した結果、観客の前で審査員による評価を受ける心理的緊張場面での演奏時には、心拍数増大、持続的低強度筋活動の増強、指先の動作制御の乱れ、演奏評価の悪化などが生じることが実証された。また、その脳内メカニズムとして、動物実験から恐怖行動中枢である扁桃体に対する神経伝達物質ドーパミンの修飾作用の関与が示唆された。
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