研究課題
基盤研究(B)
20世紀の「人間の運動軽減をめざした社会構築」の弊害として、身体能力・身体感覚・身体意識が劣化し、結果として生活習慣病やメタボリック・シンドロームなどが現れた。特に高齢化社会が問題となっているが、人間のQOLという観点からは、自力で移動できるということが最低限保障されていなければならない。それは、脳の高次機能を中心とした呼吸循環系能力と筋・骨格系能力の維持と活性化であるが、これらの機能は、通常の社会生活を過ごすだけでは維持できない社会となっている。機能不全や器官疾患の対処には、医学系処置が必要であるが、そこに至る前の不定愁訴段階において、正常あるいは活発状態にもどすことは難しくない。これについて、生体情報収集技術とトータルネットワークシステムによって、健康維持を行うことを、本研究は目的としている。
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