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2009 年度 実績報告書

脳イメージングと3次元バーチャル空間を使い新しい予測判断トレーニング開発する

研究課題

研究課題/領域番号 19300218
研究機関東京工業大学

研究代表者

石井 源信  東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (20108202)

研究分担者 小谷 泰則  東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助教 (40240759)
キーワード予測判断トレーニング / コンピュータグラフィックス / fMRI
研究概要

【目的】:3年目にあたる平成21年度は「新しい予測判断トレーニング・プログラムの開発及びfMRIを用いたトレーニング効果の確認」を研究の目的とした。研究では、これまでに開発したCG技術を応用し、テニスのサーブレシーブを対象として実際のゲーム場面に近似したより精度の高い3次元のバーチャル空間を作成する。さらに、これまでの視線配置研究から予測判断に重要な要素と抽出し、トレーニング・プログラム開発に用いると共に、予測メカニズムを明らかにするために脳活動をfMRIを用いて測定した。得られた結果から予測判断メカニズムについて検証するとともに、予測判断トレーニングのプログラムの開発を目指した。
【方法・結果】:実験では具体的に、以下の点について検討を加えた。
予測判断促進要因の同定およびトレーニング・プログラムの開発:トレーニング・プログラム開発のために必要な予測判断を向上させる要因を特定する実験をテニスのサーブレシーブを対象として行った。その結果、インパクト直前の150ms間におけるラケット周辺への注意の配分が重要であることが指摘された。そのため、トレーニング・プログラム開発においては、インパクト直前のラケットへの注意配分を促す内容を構築した。さらに、熟練者と初心者を比較した遮蔽実験より、サーバーの色情報と形態情報が重要な要素でもあることが指摘された。
fMRIを用いた実験では、予測期間中に島皮質の活動が見られたが、これらの活動に加えて弁蓋部の活動も観察された。これらのことから、タイミング関連の予測としては、補足運動野・弁蓋部が関与し、さらに注意配分においては右前頭部の背外側前頭前野が関連していることが指摘され、トレーニングによってタイミング関連領域の活動および注意配分関連領域の活動に変化が生じる可能性が指摘された。

  • 研究成果

    (9件)

すべて 2010 2009 2008

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (5件)

  • [雑誌論文] バトントワリング熟練選手のキャッチングにおける視線行動2010

    • 著者名/発表者名
      高橋, まどか
    • 雑誌名

      人間工学 46(1)

      ページ: 31-36

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 没入型3次元ヴァーチャルリアリティ環境におけるテニス打球に対する知覚2010

    • 著者名/発表者名
      井田博史
    • 雑誌名

      スポーツ心理学研究 37(1)

      ページ: 1-11

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 人と人を結びつける「コミュニケーション」2009

    • 著者名/発表者名
      Fukuhara, et al.
    • 雑誌名

      International Journal of Sport and Health Science 7

      ページ: 12-22

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 身体モデルのコンピュータ・グラフィックス(CG)におけるテコスサーブの予2009

    • 著者名/発表者名
      福原和伸
    • 雑誌名

      スポーツ心理学研究 36(2)

      ページ: 115-125

    • 査読あり
  • [学会発表] 「気づき」から始まるライフスキルプログラム2009

    • 著者名/発表者名
      島本好平
    • 学会等名
      日本スポーツ心理学会第36回大会
    • 発表場所
      首都大学東京
    • 年月日
      2009-11-16
  • [学会発表] 大学体育授業におけるスポーツ経験とライフスキル獲得との因果関係の推定2009

    • 著者名/発表者名
      島本好平
    • 学会等名
      日本スポーツ心理学会第36回大会
    • 発表場所
      首都大学東京
    • 年月日
      2009-11-16
  • [学会発表] The Effect of Experience on Visual Search Pattern Differences in a Spinning Baton Catching Task2009

    • 著者名/発表者名
      Takahashi, et al.
    • 学会等名
      12th ISSP world congress of sport psychology
    • 発表場所
      Morocco, Marrakesh
    • 年月日
      2009-06-18
  • [学会発表] Effect of user's viewpoint on the perception of tennis ball flight in a immersive 3D virtual environment2009

    • 著者名/発表者名
      Ida, et al.
    • 学会等名
      12th ISSP world congress of sport psychology
    • 発表場所
      Morocco, Marrakesh
    • 年月日
      2009-06-17
  • [学会発表] 大学野球選手のバツティングパフォーマンスに影響する技術・心理・認知的要因に関する研究2008

    • 著者名/発表者名
      菱沼嵩夫
    • 学会等名
      日本スポーツ心理学会第36回大会
    • 発表場所
      中京大学
    • 年月日
      2008-11-21

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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