研究課題/領域番号 |
19300243
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
畠中 宗一 大阪市立大学, 大学院・生活科学研究科, 教授 (10141855)
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研究分担者 |
平木 典子 東京福祉大学, 大学院・社会福祉学研究科, 教授 (50238870)
中釜 洋子 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (40272489)
友田 尋子 甲南女子大学, 看護リハビリテーション科学部, 教授 (30237135)
北川 歳昭 就実大学, 人文科学部, 教授 (30195250)
川崎 末美 東洋英和女学院大学, 人間科学部, 教授 (70214624)
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キーワード | 情緒的自立 / 関係性のなかでの自立 / 家族発達 / 対人関係トレイニング / 政策主体における自立 |
研究概要 |
「情緒的自立尺度の開発及びその規定要因」研究班は、「関係性のなかでの自立」尺度を独立変数に設定し、父親のウェルビーイング、母親のウェルビーイング、メンタルヘルス等を従属変数に設定した調査研究が行われ、野原、川村の研究成果が付加された。また川崎の独自の研究も進行中である。「家族発達と情緒的自立」研究班は、これまでの研究の成果を、22年度に事例集として出版予定である。「政策主体と自立]研究班は、政策側の自立論が具体的どのように機能しているかを、施設訪問して確認し、さらに施設退所者をインタビューして自立の実態に迫るべく調査研究が進行中である。「対人関係トレイニングと情緒的自立」研究班は、これまで集積した42事例の分析を行った結果、ベーシック・トレイニング開始前とメイン・トレイニング終了後に統計的な有意差が確認された。すなわち、トレイニングを体験することによって、関係性のなかでの自立が促進されることが確認された。また看護実習の前後での関係性のなかでの自立の変容についてもデータ蓄積を開始した。共同研究全体の中間的な総括として、『現代のエスプリ』508において、「関係性のなかでの自立:情緒的自立のすすめ」を刊行した。
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