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2007 年度 実績報告書

初等・中等学校における算数・数学、理科教育カリキュラムに関する実証的比較教育研究

研究課題

研究課題/領域番号 19300261
研究機関東京学芸大学

研究代表者

三石 初雄  東京学芸大学, 教員養成カリキュラム開発研究センター, 教授 (10157547)

研究分担者 福地 昭輝  鶴川女子短期大学, 教授, 教授 (80107721)
坂井 俊樹  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (10186992)
河原 尚武  鹿児島大学, 教育学部, 教授 (20128424)
堀 哲夫  山梨大学, 教育人間科学部, 教授 (30145106)
田中 実  北海道教育大学, 札幌校, 教授 (70227180)
キーワードPISA / 初等理科カリキュラム / 中等理科カリキュラム / 算数・数学教育カリキュラム / 比較教育研究 / 日韓比較研究
研究概要

1)2回の公開研究会(「世界の科学カリキュラムの動向とPISA/TIMSSの日本の結果について」
(国立政策研究所・小倉康氏)、日韓OISA調査結果をどう読むか(Dr. Jnehee Yoo韓国・ソウル大学・物理教育学と大野栄三氏・北海道大学大学院教育学研究院)と韓国訪問調査を行うとともに、定期的に共同研究員との研究交流を行った。
2)今年度明らかになったことは、次のようなことである。
一つは、日韓で共通していることは、大学入試に収斂する形で、学生の「学力」低下問題やPISA調査結果に関わり理科離れが課題視されてきていること、しかし、二つには「何がどのように、低下しているのかという客観的な指標を基に議論が進展していること、三つには、そのことを解明するためには、調査項目自体の丁寧な分析と、実施状況の客観的な比較考察を行う必要があること。また、四つには、学校教育制度や就学環境が異なる中で、他国との比較がどの点で可能で有り、限界はどこにあるのかを、さらに丁寧に見ていく必要があること等である。
3)韓国の中学校での理科1年の授業と日本の同学年の授業参観を通して、両国の授業の比較検討を通して、教育課程、教育内容と方法、教師のパフォーマンス、教育技術(ICTを含む)等の比較研究も行いながら、PISAで行われている学校環境調査結果の意味をより具体的に考察できるのではないかと言うことも明らかになってきた。
4)今年度のまとめとして、(1)北海道地区での理科の学習状況調査結果の中間集約、(2)OECDのPISA結果の概要の翻訳、(3)中学1年生の力学分野の授業研究資料の整理(翻訳)、(4)両国でのPISA調査結果と科学教育・科学教育実践の課題に関する意見交換の整理を行い、中間まとめとして冊子化した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 21世紀初頭の韓国教育課程改訂の動向-小学校科学科の改革動向を中心に-2008

    • 著者名/発表者名
      三石初雄
    • 雑誌名

      東京学芸大学教員養成カリキュラム開発研究センター研究年報 Vol.7

      ページ: 47-56

  • [雑誌論文] 韓国における「高校平準化制度」の現状2008

    • 著者名/発表者名
      三石初雄
    • 雑誌名

      東京学芸大学教員養成カリキュラム開発研究センター研究年報 Vol.7

      ページ: 37-46

  • [学会発表] 「日本に於ける中学校理科教育の改革動向」2007

    • 著者名/発表者名
      三石初雄
    • 学会等名
      2007 次社会のための科学教育国際会議
    • 発表場所
      ソウル大学
    • 年月日
      2007-11-01
  • [図書] おどろき 3年生2008

    • 著者名/発表者名
      三石初雄
    • 総ページ数
      4-10
    • 出版者
      ルック

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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