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2009 年度 実績報告書

初等・中等学校における算数・数学,理科教育カリキュラムに関する実証的比較教育研究

研究課題

研究課題/領域番号 19300261
研究機関東京学芸大学

研究代表者

三石 初雄  東京学芸大学, 教員養成カリキュラム開発研究センター, 教授 (10157547)

キーワードPISA / 理科教育カリキュラム / 科学教育カリキュラム / 日韓比較教育研究 / 授業分析 / 算数 / 数学教育カリキュラム / 比較教育研究
研究概要

本研究は、初等・中等学校における算数・数学、理科の「学習内容とスキルの定着」状況をふまえた「カリキュラム開発と評価」に関する実証的・比較研究である。
本年度は、最終年度であり、これまでの研究を整理、まとめるために研究会を6回実施し合わせて調査研究、授業分析の研究協議会をシンポジウム等として行った。
具体的には次の3つの小課題を追求し、その総体を報告書に集約した。
第一の課題は、「多様な学習形態とカリキュラム開発・評価に関する実証的・実践的研究」として、昨年度まで行ってきた「理科に関する意識調査」(小・中学および高校生対象)を基に、現状分析を精査した。
第二の課題は、PISAに関する欧米での議論を念頭に置きながら、それらを間接的ではあるが少なくない影響を受けている東アジア地域における数学教育並びに科学教育カリキュラムの開発と評価に関して、具体的な授業実践の比較検討を進めた。具体的には、OECD/PISAが刊行した報告書の翻訳と検討、日韓の中学校理科における同単元の授業とそのカリキュラム編成原理、授業分析の方法の比較検討を行うとともに、これまでの研究成果の研究交流と今後の研究課題の整理を行った。また、香港で進められている数学ならびに科学教育のカリキュラムとその実際についての分析を行った。今後の研究方向としては、日韓フィンランドとの共同研究の可能性を探った。
第三の課題は、ヨーロッパ地域並びに東アジア地域の学校教育カリキュラムとその実際を事例的に検討し、東アジア地域の科学教育カリキュラムの特徴を考察する。とりわけ、韓国の教育課程改革の基本資料の翻訳と検討を集中的に行った。
以上の成果を報告書としてまとめた。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2010 2009 その他

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 授業研究における授業記録と談話分析2010

    • 著者名/発表者名
      三石初雄
    • 雑誌名

      理科教室 53

      ページ: 104-105

  • [雑誌論文] 韓国における第8次教育課程改革の動向2009

    • 著者名/発表者名
      三石初雄
    • 雑誌名

      理科教室 52

      ページ: 104-105

  • [雑誌論文] いま、次々期学習指導要領改訂の準備が進んでいる2009

    • 著者名/発表者名
      三石初雄
    • 雑誌名

      じっきょう 理科資料 No.66

      ページ: 1-5

  • [学会発表] 東アジア地域の学校教育改革と教師教育2009

    • 著者名/発表者名
      三石初雄
    • 学会等名
      日本教師教育学会第19回研究大会課題研究発表
    • 発表場所
      弘前大学
    • 年月日
      20091000
  • [図書] 日本の授業研究 上巻2009

    • 著者名/発表者名
      日本教育方法学会
    • 総ページ数
      10
    • 出版者
      学文社
  • [備考]

    • URL

      https://ir.u-gakugei.ac.jp/handle/2309/3097

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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