研究概要 |
本研究では、モバイル機器として,GPS機能を持った携帯電話を用い,利用者の位置情報と過去の活動履歴を取得して保存しておくことにより,携帯電話上に表示される課題や知識を利用者毎に適切に選択して表示することができる野外学習支援システムおよびコンテンツを開発することを目的とし、平成20年度では、以下の研究開発を実施した。 前年度(H19)に開発した野外学習支援システムを拡張し、動物園における一般来園者に対する情報提供が可能となるように、利用者の誘導手法、コンテンツ管理方法の拡張を実施した。さらに、京都市動物園と協力して、一般来園者向けのコンテンツを開発し、H20年8月13日に一般来園者を対象とした公開実験を実施した。アンケート調査の結果、従来用いられている情報提供手法に比べて利用者の興味が促進されることがわかった。この実験に関しては、新聞2紙(京都新聞、中日新聞)の取材を受け、記事として掲載された。 さらに、本システム効果を検証するために、滋賀大学附属中学校の協力で、従来の手法(情報を掲示する)による学習を実施してアンケート調査を行った。調査結果に関しては現在解析中である。
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