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2007 年度 実績報告書

原爆への科学技術的認識を育てるVR教材の開発と遠隔授業実践

研究課題

研究課題/領域番号 19300265
研究機関長崎大学

研究代表者

藤木 卓  長崎大学, 教育学部, 教授 (00218992)

研究分担者 森田 裕介  早稲田大学, 人間科学学術院, 准教授 (20314891)
寺嶋 浩介  長崎大学, 教育学部, 准教授 (30367932)
竹田 仰  九州大学, 芸術工学研究科(研究院), 教授 (30155014)
相原 玲二  広島大学, 情報メディア基盤センター, 教授 (50184023)
近堂 徹  広島大学, 情報メディア基盤センター, 助教 (90437575)
キーワード原爆 / 科学技術的認識 / VR / 教材開発 / 遠隔授業 / バーチャル浦上 / クロマキ
研究概要

本研究は、原爆に関するバーチャルリアリティ(以下、VR)教材「バーチャル浦上」を開発して遠隔授業を実践し、原爆の悲惨さと原爆への科学技術的認識を育て深めることを目的としている。そのために、平成19年度は以下の研究を行った。
原爆VR教材の開発:設計指針にしたがって教材としての設計を行い、爆心地から浦上天主堂へ続く道路を中心とした仮想空間CGの構築と、その空間内に埋め込む科学技術的学習情報の収集を行った。
遠隔地伝送ツールの開発:ハイビジョン品質映像による遠隔対話用ツールと、遠隔授業に用いるVR教材伝送用ツールの構想具体化及び開発を開始した。遠隔対話用ツールは左右映像の同期が問題となるが、まずは意図的な同期を行わないでどの程度の表示が可能かを調べた。これにより、映像同期の機能を実装するための基礎データが得られた。
学校用スクリーンシステムの開発:普通教室で使用可能なVR映像提示のための学校用スクリーンシステムの開発を開始した。これは、U字形状のシステムであり、長崎大学保有のV字形状システムに比べて液晶プロジェクタやPCが半分で済むため、有用である。
遠隔授業実践のための映像編集実験の実施:対話用の遠隔地伝送ツールでの伝送時に、字幕や他のPC画像等を効果的にかつリアルタイムで取り込むための映像編集実験を開始した。これにより、CGによるVR映像に実写映像をクロマキ合成することが可能となり、効果的な情報提示が可能となる。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] 原爆を題材としたVR教材の開発と教育利用2007

    • 著者名/発表者名
      藤木 卓
    • 雑誌名

      電子情報通信学会技術研究報告 ET2007-65

      ページ: 57-62

  • [雑誌論文] 効果的な二限式立体映像教材に関する基礎的検討2007

    • 著者名/発表者名
      森田 裕介
    • 雑誌名

      電子情報通信学会技術研究報告 ET2007-63

      ページ: 47-50

  • [学会発表] 実写のネットワーク伝送で実現する遠隔立体視の試み2007

    • 著者名/発表者名
      藤木卓
    • 学会等名
      日本産業技術教育学会九州支部大会
    • 発表場所
      佐賀大学
    • 年月日
      2007-10-13
  • [学会発表] ディジタル動画品質と受け手の印象に関する考察2007

    • 著者名/発表者名
      藤木卓
    • 学会等名
      日本産業技術教育学会九州支部大会
    • 発表場所
      佐賀大学
    • 年月日
      2007-10-13
  • [学会発表] 原爆を題材としたVR教材による科学技術的認識の形成2007

    • 著者名/発表者名
      小八重智史
    • 学会等名
      日本産業技術教育学会九州支部大会
    • 発表場所
      佐賀大学
    • 年月日
      2007-10-13
  • [学会発表] 原爆を題材としたVR教材を用いた技術科の授業2007

    • 著者名/発表者名
      原加保里
    • 学会等名
      日本産業技術教育学会九州支部大会
    • 発表場所
      佐賀大学
    • 年月日
      2007-10-13

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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