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2009 年度 実績報告書

原爆への科学技術的認識を育てるVR教材の開発と遠隔授業実践

研究課題

研究課題/領域番号 19300265
研究機関長崎大学

研究代表者

藤木 卓  長崎大学, 教育学部, 教授 (00218992)

研究分担者 森田 裕介  早稲田大学, 人間科学学術院, 准教授 (20314891)
寺嶋 浩介  長崎大学, 教育学部, 准教授 (30367932)
竹田 仰  九州大学, 芸術工学研究科(研究院), 教授 (30155014)
相原 玲二  広島大学, 情報メディア基盤センター, 教授 (50184023)
近堂 徹  広島大学, 情報メディア基盤センター, 助教 (90437575)
キーワード原爆 / 科学技術的認識 / VR / 教材開発 / 遠隔授業 / バーチャル浦上 / 遠隔VR
研究概要

本研究は,原爆に関するバーチャルリアリティ(以下,VR)教材「バーチャル浦上」を開発して遠隔授業を実践し,原爆の悲惨さと原爆への科学技術的認識を育て深めることを目的としている。そのために,平成21年度は以下の研究を行った。
原爆VR教材の開発:爆心地を中心に半径1km程度の範囲の仮想空間3DCGの構築と,その空間内に埋め込む科学技術的学習情報の収集を完了した。仮想空間としては被爆直後の街並みに加えて,現在の街並みも対象とした。
遠隔地伝送ツールの開発:遠隔対話用ツールの選定と,VR教材伝送用ツールの開発を完了した。遠隔対話用ツールは,ハイビジョン品質の映像伝送を可能とするツール(Day-Connect)を用いることとした。VR教材伝送用ツールは,VR教材映像の信号変換の問題から,VR教材を遠隔地から制御する方式に変更し,開発を完了した。
学校用スクリーンシステムの開発:普通教室で使用可能なスクリーンシステムの開発を完了した。スクリーンサイズは教室内に収容可能で,かつ極力大きいサイズの100インチとし,視認性に優れる3D用の透過型ソフトタイプスクリーンー面を用いることとした。
遠隔授業実践のための映像編集実験の実施:遠隔対話用ツールでの伝送時に,字幕や他のPC画像等をリアルタイムで取り込むための映像編集実験を完了した。これにより,CGによるVR映像に実写映像をクロマキ合成することが可能となり,効果的な情報提示が可能となった。
授業実践では,開発した原爆VR教材を用いて,中学生を対象とした授業実践を行った。また,原爆VR教材と伝送ツール等を用いた遠隔VR実験授業を,長崎大学-広島大学間で行った。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (5件)

  • [学会発表] 仮想空間探索と連動したVR教材と携帯情報端末による学習環境の開発と評価2009

    • 著者名/発表者名
      藤木卓
    • 学会等名
      日本教育工学会研究会
    • 発表場所
      京都外国語大学
    • 年月日
      2009-12-09
  • [学会発表] 原爆を題材としたVR教材を用いた科学技術的認識育成のための授業実践2009

    • 著者名/発表者名
      北原加保里
    • 学会等名
      日本教育工学会研究会
    • 発表場所
      京都外国語大学
    • 年月日
      2009-12-09
  • [学会発表] 原爆に関するVR教材と携帯端末を用いた授業実践と評価2009

    • 著者名/発表者名
      藤木卓
    • 学会等名
      日本科学教育学会研究会
    • 発表場所
      鹿児島大学
    • 年月日
      2009-11-28
  • [学会発表] VRと実写合成映像における輻輳角の変化と見やすさの関係2009

    • 著者名/発表者名
      津村英幸
    • 学会等名
      日本産業技術教育学会九州支部大会
    • 発表場所
      熊本大学
    • 年月日
      2009-10-10
  • [学会発表] VRと実写合成映像の見やすさにおける輻輳角の影響2009

    • 著者名/発表者名
      津村英幸
    • 学会等名
      日本教育工学会第25回全国大会
    • 発表場所
      東京大学
    • 年月日
      2009-09-19

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2014-11-17  

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