研究課題/領域番号 |
19300271
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
北脇 信彦 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (20292534)
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研究分担者 |
蔡 東生 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 准教授 (70202075)
福井 幸男 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (80311596)
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キーワード | インターネット高度化 / 衛星利用ネットワーク / 教育学 / 情報通信工学 / 国際貢献 / 衛星利用ネットワーク |
研究概要 |
「e-Japan重点計画」にある施策の1つ、「世界最高水準の高度情報通信ネットワークの形成」の課題として、「2005年までに超高速インターネット衛星WINDSを打ち上げて実証実験を行い、2010年を目途に実用化する」とある。2008年2月に打ち上げられたWINDS「きずな」は、オンボードATM交換機を搭載した再生中継型衛星であり多地点間をメッシュ型トポロジで接続したネットワーク上での高度な利用が期待されている。本研究は、「きずな」環境下でeラーニングを行う上での諸問題を明確にし、WINDS衛星で必要な高度教育コンテンツ配信システムとその教材開発・実用化へつなげる研究である。本年度における実施概要は以下のとおりである。 (1)筑波大学は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、KDDIの協力を得て、アジア工科大学(タイ国)、マルチメディア大学(マレーシア国)の間で、「きずな」の通信テスト、タイ国及びマレーシア国での電波免許取得支援、リファレンス局の設置、各拠点へのアンテナの設置、「きずな」による広帯域高度衛星ネットワークシステムの構築を行った。 (2)構築した「きずな」ネットワークシステムを用いて3大学問の遠隔授業(75分/限の授業を20回で2単位付与)を行い、効率よく先端学術融合教材を配信できる広域ユビキタスネットワークの実証実験を行った。 (3)「きずな」ネットワークシステムにおける教育管理システム(LMS:Learning Management System)の下で運用される高度教育コンテンツとして、「日本語教育プログラム」を開発した。今後は、体験型コンテンツへとブラッシュアップし、本格的な利用を目指す。
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