研究分担者 |
宮寺 庸造 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (10190802)
櫨山 淳雄 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (70313278)
森本 康彦 常葉学園大学, 環境学部, 准教授 (10387532)
中村 勝一 福島大学, 共生システム理工学類, 准教授 (60364395)
夜久 竹夫 日本大学, 文理学部, 教授 (90102821)
|
研究概要 |
教育実習中に発生するアクターのすべての行動や,アクター間のインタラクションなどを収集し,分類を行った.また,観察のためすべての学習記録をビデオ会議システム等を通して収集した. さらに,国内・海外での教育実習の現状,ポートフォリオの現状,標準化などの動向調査,データ収集を行った. これらの作業には,多くの専門家の意見も必要であるため,教育モデルの開発や標準化を積極的に進めている研究者が集まるICALT (IEEE International Conference on Advanced Learning Technology)やED-MEDIA (World Conference on Education Multimedia, Hypermedia & Telecommunication)に参加し研究発表を行った. 教育実習におけるアクター(実習生,実習校教員,大学教員)の仕事,役割,各アクターの蓄積・参照可能データ(ポートフォリオ),アクター間のインタラクション,その際に関連するポートフォリオなどの洗い出しを行った.教育実習に発生するアクターのアクションと関連ポートフォリオを時系列に整理し.さらに,アクターとポートフォリオ,ポートフォリオ間の関係を抽出し,本研究におけるティーチング電子ポートフォリオを規定した. 単体のポートフォリオだけでは実習支援にならないものもあるため,いくつかのポートフォリオの連携から新たな支援の可能性を探り,その結果,連携できるポートフォリオの種類や支援との関係が明確になった.さらに連携のメカニズムも合わせて開発を行った. さらに,ポートフォリオが自律的に通信するための通信路およびそのプロトコルの開発を行った.
|