研究概要 |
平成19年度に開発したポートフォリオ間通信プロトコルを活用して, ポートフォリオ連携の自動化を実現した. さらに, 連携による支援の種類の組み合わせと, 支援の手法 (特にポートフォリオからの能動的アクション) を決定した. 以上の状況の下で, 教育実習支援環境の設計を行い, 委託業者と共同でシステムを開発した. ポートフォリオの有効活用を念頭に, システムからアクターに対して能動的なシステム (一種のナビゲータ) とし, 以下の要件を備えている. ・各状況に応じたポートフォリをの収集が可能である. ・利用環境はネットワーク上とし, どこからでもアクセスが可能である. ・実習の風景はビデオ会議システムを介して参観でき, ポートフォリオとして保管できる. ・実習生のスケジュールを管理でき, 次のアクションを指示できる. ・実習生の作成した学習指導案や教材など, 他者がコメントができる. ・すべての操作を履歴として残すことができ, 後に参照できる. ・ポートフォリオ連携により, アクターに能動的な指示を与えることができる. ・ポートフォリオデータの管理・運用ができる.
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