研究概要 |
大学教育として実施されている対面型授業とオンライン教材を授業外で利用するブレンディッド学習の効果的な実施を検討するために,学習者特性と学習行動の関係を3年間にわたり継続調査を行った.調査項目を分析して学習者特性として6因子,学習経験から3因子を抽出し,これらの特性と学習行動との関連について,学部と大学院,調査年次を要因とする多母集団パス分析を行った.また,オンライン学習における評価方法を検討するために,コース終了後に実施した小論文形式のテスト結果について分析した.対面授業とオンライン学習を併用するブレンディッド学習と,対面授業がないオンライン学習で,小論文形式のテストを実施した.小論文の記述内容を,授業の担当者以外の専門家による評価と,Webで公開されている自動採点システムによる評価を実施し,比較検討した.これらの結果をまとめ,ブレンディッド学習の支援方法や評価を検討した.
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