研究課題/領域番号 |
19300276
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研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
福村 好美 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (70377224)
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研究分担者 |
湯川 高志 長岡技術科学大学, 工学部, 准教授 (70345536)
中平 勝子 長岡技術科学大学, 工学部, 助教 (80339621)
西野 和典 九州工業大学, 情報工学, 准教授 (70330157)
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キーワード | eラーニング / 掲示板 / シミュレーション / 自然言語処理 / 概念ベース / LMS / コーホートベースモデル / メンタリング |
研究概要 |
本研究における研究実績は以下のとおりである。 1.eラーニングによる単位互換の拡充:長岡技術科学大学主幹のeラーニング高等教育連携(eHELP)への参加招請を全国の高等専門学校(高専)に実施し、新規に4高専の参加を得て、eラーニング教育実践の規模拡大を実現した。また、eHELPにおいて、全参加機関が集結する全体会議を2007年7月と2008年1月に合計2回開催し、教育実践上の課題への対応と、eHELP研究グループの成果発表会を行い、情報共有を図った。 2.学習スタイルの分析:分析手法の調査結果から、Kolbの学習スタイルモデルを採用することとし、eラーニング受講者を中心にアンケート調査を実施した。また、eHELPでの授業配信システムと配信科目を対象としたアンケート調査を実施した。この結果を踏まえて、さらに2008年度に詳細調査と分析を実施する。また、受講者のモチベーション向上方式として、コーホートベースモデルによる授業配信と自動メンタリングシステムの導入により履修促進を図り、受講完了率の改善を検証した。 3.質保証体制の強化:eラーニングの質保証を充実させるため、開発、運用、評価、組織の観点から、(1)eラーニング配信に必要、(2)単位付与のために必要、(3)さらに質向上のために必要の3分類で整理したチェックリストを開発した。また、著作権に関するセミナ実施と長岡技術科学大学内eラーニング著作権規則新設の方針を策定した。 4.連携型コミュニケーション機能の開発:単位互換などの連携型eラーニングにおける受講者のコミュニケーション支援を実現するため、Webサービスを応用した統合型の掲示板システムの試作を行った。また、eラーニングを用いた PBL(Project based Learning)の実践を目的として、高機能チャット機能のプロトタイプ試作を行った。
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