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2007 年度 実績報告書

WWWを用いた日本語コーパスの構築と文章理解支援への応用

研究課題

研究課題/領域番号 19300280
研究機関愛知教育大学

研究代表者

野崎 浩成  愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (80275148)

研究分担者 中津 楢男  愛知教育大学, 教育学部, 教授 (90133131)
江島 徹郎  愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (10335078)
梅田 恭子  愛知教育大学, 教育学部, 講師 (70345940)
多鹿 秀継  神戸親和女子大学, 発達教育学部, 教授 (30109368)
横山 詔一  国立国語研究所, 研究開発部門, グループ長 (60182713)
キーワードコーパス / シソーラス / 情報教育 / コンピュータ用語 / 語彙習得 / 外来語 / 日本語テキスト / 文章理解支援
研究概要

WWW上での日本語テキストの文章理解支援を実現することを目的として,本年度は,次に示す調査研究を実施した。すなわち,Webサイトの診断ツールであるWebInspectorを用いて,地方公共団体および大学のサイト,個人のブログを対象に,Webアクセシビリティを調査した。具体的には,地方公共団体については,17の政令指定都市に,刈谷市,長野市など6市を加えた合計23の市役所の公式サイトを対象に,複数回にわたって診断を実施した。その結果,診断結果には時系列的変化が見られたこと,診断エラーが0件だった地方公共団体が2件のみであったこと,診断エラーは主に3つのパターンに分類できること,などが示され,その診断エラーの内容を詳細に分析し,その特徴を明らかにした。さらに,本研究では,WebInspectorの診断項目には含まれていない独自のチェック項目を新たに作成した。その独自チェック項目を用いて診断した結果,WebInspectorでの診断エラーが0件であったにも関わらず,独自チェック項目はクリアーしていないサイトが存在することが示された。その結果から,本研究が作成した独自チェック項目の信頼性や妥当性,有用性などを検証した。こうして得られた研究知見は,高齢者や視覚障害者などのいわゆる情報弱者をはじめ,目本人学生や外国人日本語学習者などを対象に,Web上での文章理解や語彙習得を支援するための有用な資料となり得るものである。次年度は,本研究に得た結果に基づいて,WWW上で流通する日本語テキストを言語資源として活用するために,電子メディア化された日本語(特に,インターネット上のテキストデータ)を対象に,言語構造の分析や意味解析などの計量的な言語処理を行う手法を考案する。これにより,新たに使われるようになった外来語や難解なコンピュータ用語などの使用形態や表現の特徴を明らかにできることから,文章理解支援に役立つことが期待できる。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 情報弱者を対象としたWWW上での文章理解支援を目指した予備的調査2008

    • 著者名/発表者名
      野崎 浩成
    • 雑誌名

      愛知教育大学研究報告 第57輯

      ページ: 161-166

  • [雑誌論文] 幼稚園・保育園におけるコンピュータ利用教育の現状-日本(愛知県)と中国との比較研究-2007

    • 著者名/発表者名
      野崎 浩成
    • 雑誌名

      教育メディア研究 14巻1号

      ページ: 41-48

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 自伝的記憶と意味記憶の関連についての分析-言語連想課題を用いた実験的考察-2007

    • 著者名/発表者名
      野崎 浩成
    • 雑誌名

      愛知教育大学研究報告 第56輯

      ページ: 217-220

  • [学会発表] 地方公共団体のサイトを対象としたWebアクセシビリティの調査2007

    • 著者名/発表者名
      野崎 浩成
    • 学会等名
      教育システム情報学会第32回全国大会
    • 発表場所
      信州大学工学部
    • 年月日
      2007-09-13

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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