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2007 年度 実績報告書

協調学習データの情報抽出とグループを超えた再利用の研究

研究課題

研究課題/領域番号 19300284
研究機関上智大学

研究代表者

田村 恭久  上智大学, 理工学部, 准教授 (30255715)

研究分担者 岡本 敏雄  電気通信大学, 大学院・情報システム学研究科, 教授 (60125094)
緒方 広明  徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 准教授 (30274260)
加藤 由香里  東京農工大学, 大学教育センター, 准教授 (90376848)
姫田 麻利子  大東文化大学, 外国語学部, 准教授 (50318698)
西端 律子  畿央大学, 教育学部, 准教授 (20249816)
キーワード協調学習 / CSCL / Webサービス / 自然言語処理 / 再利用
研究概要

19年度は関連研究調査、システム仕様の規定、試験システム実装を行った。
協調学習データの再利用性を高める研究はLeGE-WGなど複数のeラーニンググリッドプロジェクトで行われていることが調査の結果明らかになったが、自然言語処理を用いて発言や単語のタグ付けを行う研究は発見されなかった。また協調学習データをLMS間で共有する実験は散見されるが、組織名などのメタデータを付与して体系的なデータとして整理蓄積するフレームワークは提案されていない。
このため、まずCOLCOXと呼ぶメタデータ仕様を規定した。これは協調学習を実施する組織から、発言の単語に至る階層を表現するメタデータであり、XML記述を伴う。また自然言語処理で付与される発言や単語の意味や役割(深層格)をRDFで表現する機能を持つ。
試験システムでは、まずこのCOLCOXで記述された協調学習データをLMS間で共有し、議題名を自動検索して学習者に告知する機能を実装した。これを実現するためWebサービスを導入し、SOAPを用いてLMS間通信を自動的に行う機能を実現した。また複数LMSの所在や蓄積情報を一元管理するディレクトリサーバUDDIを実装し、各LMSに蓄積された協調学習データを検索可能とした。
また、試験システム中に学習者の発言を自然言語処理で解析し、深層格を付与する機能を実装した。これらの付加情報はCOLCOX形式で蓄積され、SOAPを通じてLMS問で共有することができる。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Metadata Extraction and Description with use of RDF for e-Learning Context2008

    • 著者名/発表者名
      Maejima, Tamura
    • 雑誌名

      Web-based Education 2008

    • 査読あり
  • [雑誌論文] CSCL Data Structurization and Inter-LMS Sharing with use of Web Services2008

    • 著者名/発表者名
      Tamura, Sumi, Yamamuro, Maejima
    • 雑誌名

      Knowledge-based and Intelligent Information and Engineering Systems 2008

    • 査読あり
  • [学会発表] 協調学習データの抽出とグループを超えた再利用2007

    • 著者名/発表者名
      田村 恭久
    • 学会等名
      次世代大学教育研究会
    • 発表場所
      上智大学
    • 年月日
      2007-12-21

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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