研究概要 |
既存のCSCL環境では提供されていない、eラーニングにおいて多様な学生が自由かつ自発的に学習/議論/知識交換を行う事を支援する学習支援環境を構築する事が目的である。これを実現するため、本研究では以下の技術開発を行う。(1)Webサービスを用いたLMS間の自動データ交換:サーバ間で情報交換を行う標準的なプロトコルであるWebサービスを用いて、LMS間で自動的に協調学習データやその関連情報を検索・交換できる機能を開発する。(2)自然言語処理を用いた協調学習ログからの情報構造の抽出と共有:日本語の形態素解析・構文解析ツールを利用し、ログから議論の情報構造を抽出する機能を開発する。(3)視覚的な知的メンタリング:発言順序,議題,発言内の単語を分析し,他の学習グループが議論を把握しやすい視覚的表示機能を開発する。また上記の実験環境を複数の大学に展開し、その有効性を技術的あるいは教授法的な面から検証する。
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