研究課題
a)協働作業の時空間的制約の軽減同期型協調学習支援システムKneadingBoardの研究は、当初は遠隔会議システムとの連携を開発する予定であったが、実際の使われ方が圧倒的に同一教室内での協調学習の方が多いことが分かったため、計画を変更して、基本機能の増強を行った。具体的には、振り返りのために、コンセプトマップが作成された過程を再生できる機能を開発した。b)分業の不均衡や非効率性の解消非同期型協調学習支援WebグループウェアProBoについては、昨今の学生は携帯電話への親和性が高いため、ProBoの主要な機能を携帯電話からも使えるようにする開発に着手した。また、現場のニーズに応じて、随時、機能改良を行った。c)PBLの評価手法の確立学習者どうしが公平に相互評価を行えるよう力Web相互評価支援システムが、これまでは評価対象が電子ファイルを想定していたが、印刷物などの実体物である場合にも利用できるような改良を行った。また、学習活動のさなかに学習者同士が手軽に相互評価することができ、その集計結果を活動の場に即座にフィードバックすることができるシステムSoundingBoardは、統制された実験により、端末を相手に向ける身体的行為が伴うことによって、評価に対する責任感が増すことを明らかにした。d)持続可能な教育改革のための社会的デザインの指針構築上記a)〜c)で開発したシステムは、実際の教育現場で教育実践に使用してもらうべく支援を行った。その過程で、その導入の促進要因および阻害要因について調査した。
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日本教育工学会,日本教育工学会論文誌 22(Suppl.)
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日本理科教育学会,理科教育学研究 49(2)
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