(1)SCSからインターネット・ライブ・ストリーミングへの発展・拡張 11月27日実施の研修会(発達障害学生への支援)で、"時間遅れのない字幕付きライブ・ストリーミング配信"を実施。会場に持ち込みのノートPCの台数が限定された為、文字チャットに変更して実施。チャットの質問を研修会場で閲覧し、ライブ・ストリーミング(映像・音声)で応答する実験が成功した。 (2)インターネット・ライブ・ストリーミング方法の調整 スライド画像(ビデオ)のフレームレートを10コマ/秒程度に減少させ全体の情報量を抑制できた。今回は手話通訳が採用されなかった。よって次期バージョンで、Flashによる配信の置換に決定した。 (3)編集機能の充実:moodle(LMS)コースとして、Webページ上で動画を閲覧しながら、複数編集者による同時の時分割編集作業の仕組を開発した。IPTalk(PC要約筆記用ツール)の連携入力で、ビデオを一度再生する実時間内に、全字幕データの入力を完了する入力・編集環境を実現。G大学での公開実験で実証。 (4)多言語化の推進:既存コンテンツの英語・中国語字幕を作成した。市販DVDは、オリジナル・サブタイトルと別途作成された字幕データ(現在はサーバー上のXMLファイル)を併置し、音声ストリームとサブタイトル、字幕データを任意切り替えする方式を開発し、HP上で公開した。 (5)検索機能の充実:既存のコンテンツはHTML形式ファイルでHP製作委託者のフォルダ管理下にある。そのため、"文書検索エンジン"で検索することは可能だが、ヒット・リストから該当箇所を再生することは不可能である。字幕データをデータベース管理へ移行・移植ことを決定した。
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