研究概要 |
小論文試験がWriting Abilityを測定しているものだとすれば、その誤差要因には採点者による評定の違いを始め様々な要因が存在する。そのような誤差要因を排除するため、あるいは採点の手間を軽減する日的で、あるいは公平性の立場から、コンピュータによる自動採点が望まれている。また、ユーザに対して即座に診断情報を返すことができるため、作文指導に関する教育的効果が期待できる。 我々はそのための研究を総合的にすすめた。具体的には以下を実施した。1)論文の論理構造の把握に関する関連文献を調査し、本システムに組み入れるべく研究を進めた。Computational Linguisticsの分野で最も権威のある国際研究集会であるColing2008に投稿すべく、論文を執筆した。2)本システムを以下のアドレスにて公開/運用している。http://coca.rd.dnc.ac.jp/jess/3)以下の通り、数多くの研究成果を挙げた。我々のグループ3人で年間12件の論文を公開した。これら一連の成果が認められ、研究代表者である石岡がMarquis Who's Who in the World, 25th Edition(2008)に掲載された。2007年に韓国KBSテレビの取材を受けた。
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