研究課題/領域番号 |
19300292
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研究機関 | 独立行政法人大学入試センター |
研究代表者 |
石岡 恒憲 独立行政法人大学入試センター, 研究開発部, 准教授 (80311166)
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研究分担者 |
峯 恒憲 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 准教授 (30243851)
生田 和重 徳島文理大学, 文学部, 教授 (60289311)
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キーワード | 小論文・エッセイ / 自動採点 / 作文評価 / 自然言語処理 / 統計的アプローチ |
研究概要 |
小論文の自動採点は、採点者による評定のバラツキを排除するため、あるいは採点の手間を軽減するため、あるいは公平性を担保する目的から、その実用化が望まれている。また、ユーザに対して即座に診断情報を返すことができるため、作文指導に関する教育的効果が期待されている。我々は既にその試作システムを完成しているが、テキストの自動評価に向けた更なる改良や新たな評価指針について客観的証拠に基づいた新たな提言を行なうことを目指している。 我々の試作システムについては国内外の多くのマスコミ・メディア・テレビ等で取り上げられ、現在でも1日平均400以上のページビューがある。本研究では、情報検索、文書要約、談話解析等の要素技術についてサーベイする。日本語では接続表現が意識的に省略される傾向があるので、接続表現に頼らずに論理構成を把握する方法について検討を加えた。今年度の実施した内容は以下の通りである。 1)論文の論理構造の把握に関する関連文献を調査し、本システムに組み入れるべく研究を進めた。数多くの審査論文を執筆・掲載し、単行本を発刊した。 2)本システムを以下のアドレスにて公開/運用している。 http://coca.rd.dnc.ac.jp/jess/ 3)次ページ以降に記載の通り、数多くの研究成果を挙げた。これら一連の成果が認められ、石岡が2008年に引き続きMarquis Who's Who in the World,2009に掲載された。
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