研究課題/領域番号 |
19300296
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化財科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
江前 敏晴 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (40203640)
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研究分担者 |
磯貝 明 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40191879)
保立 道久 東京大学, 史料編さん所, 教授 (70092327)
稲葉 政満 東京芸術大学, 美術研究科, 教授 (50135183)
加藤 雅人 東京文化財研究所, 修復技術部, 研究員 (10415622)
高島 晶彦 東京大学, 史料編さん所, 技術職員 (10422437)
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連携研究者 |
富田 正弘 富山大学, 人文学部, 教授 (50227625)
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研究協力者 |
鈴木 裕
長谷川 聡
韓 允煕
佐藤 円香
和田 惠美子
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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キーワード | 文化財 / 紙 / 修復 / 漂白 / クリーニング / 打ち紙 / 濡れ伸び / 劣化 |
研究概要 |
湿熱強制劣化により酸性化した紙は、水処理によりpHが上昇し中性化した。硫酸アルミニウムやドウサの溶出のためだが、生成した酸性物質は溶出しにくい傾向があった。水処理により引張エネルギー吸収量が増加した。乾燥時の繊維収縮により引張破断伸びが大きくなるためで、本来の紙力回復ではないものの、総じて紙力低下はなかった。打ち紙処理より紙の濡れ伸び量が大きくなった。補修後の管理で吸湿があると寸法が大きくなり、本紙に力が加わることが示唆された。
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