(1)大阪大学からつくば市の(独)物質・材料研究機構へ低温で動作する超高真空原子間力顕微鏡システムを移設した。全体の顕微鏡システムを再度セットアップし、全体のシステムの再建に約半年を費やした。私たちがカンチレバーダイナミクスの検出に使用した光学干渉計は、大阪からつくばまでの移動の問に壊れてしまい、プロジェクトのために割り当てられた予算の大部分は干渉計を再建、改良するために購入の部品に使用された。 (2)残りの研究期間、私たちはCeO2(111)表面上でのOH欠陥と孤立Ce3+欠陥をフォース分光法と探針-表面距離依存イメージングによって観察を行った。 私たちはそれらのAFM測定結果を第一原理シミュレーションと結合させ、Physical Review Lettersに投稿する予定である。 (3)プロジェクトがほとんど終わってしまったが、私たちは、プロジェクトに述べられた興味ある目標を追求し続けている。現在(独)物質・材料研究機構よりまだ部分的に資金を供給されている。今後は、私たちは、5Kの温度でCeO2(111)の表面に金原子を堆積させて、金原子並びに水分子の存在下における系の評価を行う予定である。
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