研究課題
基盤研究(B)
新規結晶構造探索:従来の研究では既に実験で得られた結晶構造や理論的に予測された結晶構造のデータを手作業で入力して第一原理計算による物性解析を行ってきた。本研究では理論モデルに基づいて構造データ(単位胞、対称性、内包原子の種類、固溶体の成分比など)を変えたホスト=ゲスト型ナノ材料の構造候補を大量に自動生成し、数値計算加速ボード(将来的には、2012年完成予定の次世代スーパーコンピュータ)の膨大な計算能力を活用して各候補の構造安定性および各種物性を第一原理計算によって予測する。第一段階では各候補の構造安定性を調べ、構造不安定なものを候補からはずす。この段階で大部分の候補が除外される。第二段階では生き残った候補に対して計算時間のかかる各種物性値を計算する。その結果、構造データと発現する物性値との間の関係が理解され、我々は機能性ナノ材料の俯瞰図を手にすることができる。そして実際に実験を行う物質を絞り込んだ効率的な物質開発を可能にする。
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