研究課題/領域番号 |
19310108
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研究機関 | 岩手県立大学 |
研究代表者 |
柴田 義孝 岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 教授 (80129791)
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研究分担者 |
橋本 浩二 公立大学法人岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 准教授 (80305309)
湯瀬 裕昭 静岡県立大学, 経営情報学部, 准教授 (30240162)
高畑 一夫 埼玉工業大学, 人間社会学部, 准教授 (60226909)
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キーワード | 災害情報 / wireless network / 気球ネットワーク / 全方位映像 / 監視映像 |
研究概要 |
中山間地域の中継基地局に相当するシステムを、異種規格複合無線LAN、アマチュア無線ユニットの組み合わせ、これらを通信環境や接続形態により動的に無線リンクや経路を選択可能なコグニティブ複合無線ネットワークシステムの開発ため、LinuxベースのPCルータを導入し、1)IEEE802.11b,2)IEEE802.11g,3)IEEE802.11aを相互接続させ、通信距離、地形、利用者要求に応じて動的に無線LANを切替えられるコグニティブ無線中継局を構築した。切替えプロトコルとしてOFPM法の経路のため、無線通信回線の通信特性を周期的に計測し、環境に応じて通信回線をユーザポリシーによって動的に変更可能とする制御方法(NetCOBRA)を開発した。そして実際に室内実験において性能評価を行い、2秒程度の切替え時間で制御を可能とした。さらに屋外での長距離通信実験を行い、その成果を情報処理学会にて発表した。また自律型ハイブリッド電源供給システムの開発においては中山間地域における災害時を想定し、電源供給停止や有線ネットワークの故障や寸断を考慮し、より頑強でより迅速に復旧できるために、太陽光発電と風力発電およびバッテリーを組み合わせ中山間地域でも24時間、365日自律的に安定供給可能なハイブリッド電源供給システムの開発をおこなった。本システムではCharge Controllerを新たに導入し、日没後や無風による発電されない場合でも、バッテリーの放電量を常に最小化するアルゴリズムにより消費電力を抑えることを可能した。本システムはIPネットワークにより無線LANにより遠隔より監視することができ、商用電源の無い山間地でも無線LANや監視カメラに電力を供給することを可能にした。
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