日本版「ノックアウトマウス・プロジェクト」の立ち上げに向けて

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19310130
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 応用ゲノム科学
• 研究機関: 奈良先端科学技術大学院大学
• 研究代表者: 石田 靖雅 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 准教授 (10221756)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• キーワード: ノックアウトマウス / 遺伝子トラップ / ES 細胞 / Nonsense-mediated mRNA decay / UPATrap / コンディショナル・ノックアウト / 国際的共同研究計画

研究概要

ヒトやマウスのゲノム解読が終了した今、生物医学系研究の次なる目標は「高等動物ゲノムの機能解明」である。これを早期に達成するため、マウスES 細胞中で全ての遺伝子をノックアウトし、作製された夥しい数のES 細胞クローンを世界中の研究者に無償・無条件で分配するという「ノックアウトマウス・プロジェクト」が推進され始めた。この中で我が国が確たる地位を築くため、本研究において、新しい高機能型遺伝子破壊法が開発された。

研究成果

• [雑誌論文] Down-regulation of CIBZ, a novel substrate of caspase-3, induces apoptosis. (2008)
  • 著者名/発表者名: Oikawa, Y., Matsuda, E., Nishii, T., Ishida,Y., and Kawaichi, M.
  • 雑誌名: J. Biol. Chem. 283 ページ: 14242-14247
  • 査読あり
• [雑誌論文] Mouse liaison for integrative brain research. (2007)
  • 著者名/発表者名: Aiba, A., Inokuchi, K., Ishida, Y., Itohara, S.,Kobayashi, K., Masu, M., Mishina, M.,Miyakawa, T., Mori, H., Nakao, K., Obata, Y.,Sakimura, K., Shiroishi, T., Wada, K., andYagi, T. (authors are alphabetically ordered)
  • 雑誌名: Neurosci. Res. 58 ページ: 103-104
  • 査読あり
• [学会発表] NMD 抑制に基づく新しい遺伝子破壊法(ナショナルバイオリソースプロジェクト) (2008)
  • 著者名/発表者名: 石田靖雅
  • 学会等名: 第31回日本分子生物学会年会・第81回日本生化学会大会 合同大会
  • 発表場所: 神戸ポートアイランド
  • 年月日: 2008-12-09
• [学会発表] ノックアウトマウス・プロジェクトとmRNA サーベイランス機構「NMD」の接点 (2007)
  • 著者名/発表者名: 石田靖雅
  • 学会等名: 第54 回日本実験動物学会総会(シンポジウム)
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2007-05-25