研究代表者MERVIOは、連携研究者(高橋睦子、北尾邦伸、林裕明、Wilhelm Vosse、Scott DAVIS)とともに、社会的公正、ガバナンス、環境および福祉問題と地域社会、移行経済に関する研究知見の収集を続け共有した。7月2-4日にはMERVIOがオーストラリア・クイーンズランド大学でのOceanic Conference on International Studies(OCIS)国際会議で研究成果の発表を行った。また、11月3-4日の国立台湾大學でのEASP東アジア社会政策研究ネットワーク国際会議において、高橋が主宰するドメスティック・バイオレンス研究パネルで高橋とMERVIOがそれぞれ研究成果を発表した。11月15-29日には中国内モンゴル自治区・内蒙古大學からオンドロナ博士を招聘し、吉備国際大学で特別講演および研究会合を行った。12月4-5日には香港でInternational Symposium on Risk and Social Policy in Chan ging Asian Societiesを香港市城大學・国立台湾大學・吉備国際大学の共催により実施し高橋が研究成果を発表した(研究協力者:山下順子・ブリストル大学、相馬直子・横浜国立大学およびShin Ki-Young・お茶の水女子大学も研究発表を行った)。このシンポジウムの成果は英国のAshgate社から出版する運びとなった。12月10日には明石書店から訳書『DV虐待・加害者の実体を知る』(高橋が監訳代表)を刊行した。1月15-30日にはDV問題の専門家・Chiquita Rollins博士を米国オレゴン州から招聘し、東京(内閣府男女共同参画局を含む)・神戸・松江で研究セミナーを実施した。3月には連携研究者たちが各自の研究の進捗状況を中間報告書としてまとめMERVIOに提出した。
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