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2007 年度 実績報告書

女性アーカイブの構築とその活用に関する実践的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19310167
研究機関独立行政法人国立女性教育会館

研究代表者

神田 道子  国立女性教育会館, 理事長 (70058030)

研究分担者 安達 一寿  十文字学園女子大学, 社会情報学部, 准教授 (60222618)
上村 千賀子  独立行政法人国立女性教育会館, 研究員 (70259985)
江川 和子  独立行政法人国立女性教育会館, 情報課長 (70466043)
野口 眞代  洗足学園短期大学, 教授 (50092599)
矢口 悦子  東洋大学, 文学部, 教授 (20331449)
キーワードジェンダー研究 / アーカイブ学 / 情報図書館学 / デジタルアーカイブ / 女性史
研究概要

本研究は、ジェンダーの視点に立った女性関連資料の分析・評価と資料の効果的な活用方法を明らかにすることにより、女性アーカイブを構築することを目的としている。初年度の平成19年度は、以下の2点について研究を行った。
1.女性アーカイブについての基礎的研究
国立女性教育会館受入資料のうち、以下のコレクションを取り上げ、第一に男女共同参画社会の実現に向けた社会的プロセスの視点、第二にキャリア形成、リーダー形成の視点に基づき、分析と評価を行った。その成果の一部を、研究2で構築した「女性デジタルアーカイブシステム」に資料解説として掲載した。
(1)奥むめおコレクション…第一の視点から戦前および戦後にかけての奥を中心とした女性団体活動の分析を、第二の視点から奥のキャリア形成およびリーダー形成の過程を分析した。
(2)全国婦人新聞社取材写真コレクション…第一の視点から「国連婦人の10年」の後半期における女性の民間活動の実態を解明し、男女行動参画社会へのプロセスを明らかにした。
(3)稲取婦人学級資料…第一の視点から女性の学習活動の方法について分析した。
2.女性デジタルアーカイブシステム構築のための調査研究
「女性アーカイブセンター機能に関する調査研究」(平成17-18年度,国立女性教育会館)において示された仕様に基づき、「女性デジタルアーカイブシステム」を構築した。研究1で取り上げたコレクションを中心とした5,000件超の目録データの作成と一部資料の電子化を実施し、データを本システムに搭載して試験的に公開した。公開にあたり、検索メニューとして男女共同参画年表等を用い、データの効果的な提供方法について検証した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2008 2007 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] デジタルアーカイブの現状と国立女性教育会館女性アーカイブ構築2008

    • 著者名/発表者名
      安達 一寿
    • 雑誌名

      国立女性教育会館研究ジャーナル 12

      ページ: 28-37

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 奥むめおコレクション:暮らしに根づいた女性運動の軌跡2008

    • 著者名/発表者名
      上村 千賀子
    • 雑誌名

      国立女性教育会館研究ジャーナル 12

      ページ: 38-40

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 稲取婦人学級コレクション:「主婦」たちの学習記録2008

    • 著者名/発表者名
      矢口 悦子
    • 雑誌名

      国立女性教育会館研究ジャ憎ナル 12

      ページ: 41-46

    • 査読あり
  • [学会発表] 国立女性教育会館女性アーカイブ構築に関する調査研究2007

    • 著者名/発表者名
      安達一寿
    • 学会等名
      日本教育情報学会
    • 発表場所
      常磐大学
    • 年月日
      2007-08-20
  • [備考]

    • URL

      http://w-archive.nwec.jp/

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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